不動産活用事業
不動産活用事業について
不動産の持つ価値を最大限に引き出せるように、関連会社と連携して採算性や地域貢献などの観点から長期的な活用方法を提案しています。
- ①旧京都教育大学同窓会館(現在:紫明会館)
- ②旧関西乾物店舗・倉庫・寮(現在:ライトワンビル)
- ③旧京町家住宅(現在:町家旅館『藏や』)
1933年(昭和8年)に京都師範学校 (現京都教育大学)の創立50周年記念に同校同窓会館として竣工したRC造のモダンな建物ですが、2000年(平成12年)より行われた公益法人制度改革に伴い建物を所有していた社団法人京都教育大学同窓会が解散することとなり取り壊されることになった。
しかし、同窓生や地域の方々から保存の声が多く寄せられ、所管省庁であった文部科学省と交渉の結果、同様の主旨を持つ特定非営利活動法人が譲り受けるのが条件で取り壊しを免れた。ただ、それまでのような同窓生に対する一時貸しだけでは建物を維持することは難しく、広く地域へ貸し会場として利用するとともに福祉事業や社会活動事業拠点として継続利用してもらいながら、国の登録有形文化財(建造物)への認定も果たし耐震補強や空調改修も終え会館としての価値を高めて活用しています。
「関連項目」
京都市中央卸売市場内に位置する築不詳のRC造の建物ですが、往時は乾物店の店舗兼倉庫兼社員寮として使われていた。
立地条件や建物構造が特異であり、また、時代の変化とともに卸売市場自体にも空きテナントが増えるなど活用方法が難しくなった。
そこで逆に街中での特異性(騒音に関して許容性が高い)を活用するべく若手のクリエーターの拠点とし、2階を工房、3階をその寮としてシェアルーム及びコワーキングスペースにリノベーションした。これには運営が大変重要で、株式会社めいの貢献がとても大きかった。
そして、その繋がりから1階には街おこしも兼ねてKYOTO MAKERS GARAGE(ものづくりベンチャー)にご入居していただき、地区の再開発とともに街が変貌しようとし、当建物も再開発に合わせて引き続きリノベーションを計画しています。
「関連項目」
行政が日本らしさ京都らしさを守る1つの政策として景観条例が施行されています。日本の、そして京都の文化は箱物とともにあると言っても過言ではなく、町の営みから文化が引き継がれ新しく生み出されていると感じていますので、町家はとても大切な財産です。
しかし年々取り壊しが進む京町家ですが、片泊まりの宿泊施設として活用することにより収益性を高め維持保存できるのではないかと数年前より取り組みを始めており、昨今ではインバウンド需要の高まりとともに脚光を浴びて新しい息吹を吹き込んでいます。
●「藏や 清水五条」2014年(平成26年)12月開業
陶芸家店舗の京町家を社債方式により資金調達し再生
●「藏や 南聖町」2017年(平成29年)7月開業
町工場(電気部品)兼住居の京町家をクラウドファンディング方式にて資金調達し再生
●「藏や 聚楽第」2017年(平成29年)10月開業
和服加工作業場兼住居の京町家を任意組合出資方式により資金調達し再生
「関連項目」
藏や 町家ギャラリー (外部リンク) 記事掲載|京都新聞社
ミュージックセキュリティーズ株式会社(外部リンク) ファンド詳細|京都 現代京町家「藏や」ファンド